メニュー
地域コミュニティ
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


学校ニュース

2020年7月9日(木曜日)


大雨警報(土砂災害)はやっかいです!


 


黒野小学校 校長 古田 靖志


 


 大雨警報により、3日間連続の休校となってしまいました。昨日はお弁当のお願いまでしておきながら、本当に心苦しく思っております。


休校になれば、保護者の皆様には仕事を休んでいただくことになったり、子どものお世話をしていただくことになったりと、大変なご迷惑をおかけすることになります。子どもたちの安全を第一に考えることはもちろんですが、なるべく早い決断をすることによって、少しでも保護者の皆さんが一日のめどがたちやすいようにしたいと考えております。



  *     *



 今回長く発表され続けているのは大雨警報(土砂災害)です。雨がたくさん降ることによって出される警報には、大雨警報(浸水害)、大雨警報(土砂災害)、洪水警報の三種類があります。


大雨警報(浸水害)は、降った雨が地表面にたまることによって起きる災害に対する警報で、特にアスファルトで覆われた道路などに雨水がたまって家が浸水したり、水路や側溝から水があふれたり、道路のアンダーパスといわれるような低い部分に水がたまって車が動けなくなるといったことが想定されます。


大雨警報(土砂災害)は、降った雨の一部が山間部などで地中にしみこみ、土の中にたまっていく水分量が多くなることによって山の斜面の土砂崩れなどが発生する災害に対する警報です。この警報がやっかいなのは、雨が降りやんだ後も、地中の中に多くの水がたまり続けることがあり、そうすると警報の発表がずっと続くということです。地中にしみ込んだ雨は地下水となり、時間をかけてゆっくりと川や海に向かって流れていくため、地中の水の量は急には減らないからです。


さらには、平成20年までは、岐阜市に出される大雨警報は岐阜市内に降った雨の量だけを基準としていましたが、現在は「土壌雨量指数」という土の中にたまっている水の量を考慮した基準に変わり、岐阜市の山間部の地下水に影響する山県や本巣の山間部の雨量も関わってくるようになりました。今回、大雨警報(土砂災害)が解除されずに継続し続けているのも、こういったことに関係しているのかもしれません。ちなみに、岐阜市では「土壌雨量指数」が141という基準を超えたとき大雨警報(土砂災害)が発表されることになっています。


洪水警報は、河川が増水することによって、川の氾濫や堤防の決壊が起こり、それによって発生する災害に対する警報です。これは、岐阜市に降った雨よりも、上流の川の流域全体の雨量が影響します。岐阜市に雨が降っていなくても、上流の郡上市などで雨がたくさん降れば警報が発表されることがありますので、注意する必要があります。



  *     *



 テレビのニュースでは連日、九州や岐阜県飛騨地方などでの悲惨な災害の様子が報じられていて心が痛みます。亡くなられた方々には心からご冥福をお祈りしますとともに、被害にあわれた皆様が少しでも早く元の生活にもどれますことをお祈りしています。


 昭和51年の「9.12豪雨」の折り、ここ黒野校区は甚大な被害を受けました。その年の10月に発行された『黒野広報』によりますと、「黒野小校区において床上浸水が1500戸以上、特に折立、共和町、三ツ又、南町等の一部には水没寸前の家屋も多数あって」と記されています。南町や折立では床上2m、現あそか苑前で水深1.2mであったとの記録もあります。

 過去の悲惨な経験を忘れることなく、決して自然を侮ることがないように、心していきたいと思います。寺田寅彦曰く「天災は忘れた頃にやってくる」。

2020.07.08.川の様子.jpg

7月8日の長良川の増水の様子 長良橋より古田撮影




サイト内の検索
カレンダー
前月2020年 8月翌月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
<今月>
Google検索

ページトップへ

岐阜市立黒野小学校 黒野小学校くろのしょうがっこう

住所:501-1121 岐阜県岐阜市古市場20-1 [学校周辺地図を表示する]

TEL:058-239-0030 FAX:058-239-0633

Copyright © 2007 岐阜市教育情報化推進プロジェクト  Powerd by ARCHES Co. Ltd.